サロゲート協会代表 Vena さんのお話


2001年、アメリカを訪ねた際に、「International Professional Surrogates' Association (IPSA)」代表の Vena Blanchard さんから、まとまったお話を聞くことができ、とてもためになったので、ここに一部を紹介します。


セックス・サロゲートのお仕事は、クライアントと、セラピストとの3面関係で行われます。最初にクライアントに会うのは、セラピストの事務所でです。会う前に、セラピストによるスクリーニング(審査による選考)が行われて、セラピーを誤解している人など、ふさわしくない人は除かれます。セラピストが勘違いしていてふさわしくない場合もあるんですけれどね!以前、「2〜3回会って何とかしてやってくれ」という指示を受けたことがあります。できっこないでしょ、人に秘密を話したり心を開いたりするのに2〜3回なんて。

誰でも、突然38歳になるわけではありません。その人の生い立ち、人格を徐々に知っていって、人間関係を作るのですから、たくさんやることがあります。初めの2回とかで服を脱いだりもしません。セラピストの事務所で紹介されたときの次、初めて2人で会う日は、「情報収集セッション」といって、私も、あなたも、お互いに自己紹介しましょうという場です。一番聞かなければならないのは、その人が育った家庭の環境、宗教、セックスに関する価値観です。ここで初めて、心の傷、隠された秘密を話すことになるクライアントが多いです。セラピストの事務所で話さなかったことも、サロゲートに打ち明けることができるという親密な人間関係が目標です。自分を見せるという経験が、クライアントにとって大切になります。

今までずっとボンデージの夢を抱いてきた、という男性がいました。4歳の時に母のパンストを見て、縛り、縛られたいと思ったそうです。それは彼にとって恥でした。この「彼にとって恥だった」ということが大事です。他人が「別にいいジャン」といって簡単にすむ問題ではない。クライアント自身の事実評価を常に確認します。セラピストの評価と違うことがしばしばあるからです。

たとえば、私の母はたくさん私を抱いたはずなのですが、覚えていません。無視され、ほったらかされたと「感じている」ことが重要です。私の11歳の娘も、ママとの会話がないと不満をいっています。私としては、毎晩寝る前に話してるじゃない!と思いますが。そんなもんです。



次の段階として、「感覚に集中」(=sensate focus)ということを学んでいきます。学ぶというより、ナチュラルに体感、体得というのが理想です。サロゲートになろうとする人には、いつもチャンスをとらえて、自分の感覚を探検してみてほしいと思います。たとえば、どんな質感で体をさわられるのが好きですか?体のいろいろな部分で、感覚も違うし、気持ちいい刺激の仕方も違いますね。シルク、ナイロン、ウール、などで体をそっとこすったり、荒っぽくこすったりしてみることから始めて、熱いものと冷たいもの、ざらざらとつるつる、それから匂い、湿度など、色々変えて試してみてください。空気だって、肌をなでている刺激です。日により、場所により違います。

こうしてあらゆる感覚の刺激に、敏感になること、イマジネーションを働かせることです。色々な「キモチイイ」を創り出せる才能のあるヒトになるには、感覚に集中することです。たくさんのキモチ良さをつくれる能力があれば、服を脱がなくたって、勃起しなくたって、手や足が動かなくたって、いくらでもセクシュアルな関係、パートナーシップが作れる人になれます。そのことを他人に教えてもあげられます。同じ自分の手を使っても、何十、何百通りの愛撫ができるのです。サロゲートの研修では、愛撫をテクニックやハウツーとして覚えるのではなく、目をつぶって渡されたものを触ってみたりして、自分自身が感覚に集中することで、創造性を会得するようにしています。

感覚集中の理論というのは、(1)その人の意識と体の反応がばらばらになっているのを、正常なつながりに戻してあげること。(2)不安を少なくしてあげること。(3)自分で自分をコントロールできるスキルをつくり、成長・発展の過程を作ってあげること、が目的です。そして、(4)これらの目的のために、人間関係を作っていくことがサロゲートの役割です。つまり、目的が達成されればサロゲートとの関係は必要なくなります。

マスターズとジョンソンは、最初に機能障害に目を向けるのでなく、幸せで健康な人々の「キモチイイ」と感じる機能に目を向けて、研究を進めました。最初は研究室で、普通の人のマスターベーション、セックス、ポルノを見ているところなどを、ビデオにとって、つぶさに観察したのです。そこから「感覚に集中」することだという結論に達しました。行動学的プログラムというものですが、ある期間セックスをやめさせて、その後官能的なさわり方をしてみるなど、感覚を敏感にとぎすまして、幸せで健康な「キモチイイ」の勘をとり戻します。この時にゴールを求めさせません。ゴールを求めると感覚に集中できず、素直な「キモチイイ」を感じられなくなることも多いからです。



サロゲート・パートナー・セラピーとは、1)診断の要素、2)スキル構築の要素、3)モデル作りの要素、4)癒しの関係作りの要素、が合わさったものです。1)診断というのは、病名や学問的なことではなく、クライアントが心地よい状態でいるかどうかをサロゲートが診断します。2)スキル構築のスキルとは、「感じるスキル」です。カラダの性的な快感だけではなく、相手がどう思っているのか、心地よいのかどうかを感じる、配慮のスキルも構築することが必要です。そのためには、サロゲートが体も心も正直でなければなりません。一般的な関係でよくある「イッたフリ」ではクライアントがますます混乱してしまいます。3)モデル作りとは、徐々に関係を作りあげていくやり方のモデルです。サロゲートは、一般的な人間関係作りも得意で、人あたりが良く、信頼される人格を持っていなければなりません。4)の癒される関係とは、テクニックではなく、サロゲートがそこにいることでクライアントが癒される、という関係です。

自分が感じているのか、どうやれば感じられるのかわからず、混乱している人がクライアントです。なので、たとえば69などは非常に難しいです。普通の人でも難しいですね。同時に感じて、感じさせてという高度な能力が要求されますから、すぐには絶対無理です。まずは、ソフトな刺激で、自分が感じることに集中、その次に相手を感じさせることに集中、という練習を交互にやっていきます。

クライアントの中には、30年、40年、他人に手を触られたことのない人もよくいます。初めてのタッチング・セッションで、1時間かけて片手だけを触れ合うということもあります。最初に、非常にソフトに慎重に、羽根が触れるようなタッチをし、ゆっくりと動かします。その間目をつぶって感覚に集中してもらい、イヤだと感じたらやめて話をしたり休みます。誰も、決してイヤなことを強制されない、これが常に大原則です。

手の次は顔のマッサージや、足を洗面器で洗う「フットバス」などに進みます。何度も会ったり触ったりするにつれ、怖さが減って、探究心や楽しむ気持ちが芽生えたら、その変化をサロゲートがとらえ、セラピストと相談して、次のセッションに進むタイミングを選んでいきます。それでも、常にクライアントの同意を得なければ進められません。顔を触らせるのはよほどの関係でないとだめだという人もいるし、足が特別だという人もいて色々です。みんな同じ順番でマニュアルどおりにセッションができるはずがないのは当然のことです。



裸を見せるセッションを、クライアントとも行いますし、サロゲート養成の研修で、集団でも行います。研修の時、男女のペアでも行いますが、リビングルームで、講師の私も含め、みんながヌードで輪になることもします。これも強制ではありません。どこまで脱ぐかはその時の、その人の選択です。それに、必ずしもヌード=セクシュアルというわけではありません。(この点日本人は、銭湯、温泉というものがあるので、感覚的にわかると思います)

輪になって、髪、顔の形、眉、目、鼻、口、あご、首、肩、旨、乳首、腕、お腹、腰、性器、脚、足先、順に見てコメントしていきます。これもくどいですが品評、批評ではありません。「みんな違って、みんないい」という実感が目的です。その後1人ずつ後ろを向いて、後姿をみんなに見せます。最後に、「みんな、自分の体をシェアしてくれてありがとう」といって終わります。

私が19歳の時に受けた研修の講師は、傷だらけの体を見せてくれました。戦争の傷、乳がんで1つ取ってしまった乳房、そしてもう1つはものすごく大きくて「取ったやつの分も大きくなったのよ!」と言ってました。彼女の体と、肯定的なボディイメージに、とてもパワフルな強さを見せつけられ、尊敬を感じました。



自尊心と、コミュニケーション能力の研修として、「May I...? Will you...?」セッションというのがあります。これも、クライアントとも行いますし、サロゲートになるための研修でも行います。やり方は簡単です。AさんとBさんがいたとして、まずは5分間、Aさんが「○○してもいい?」または、「○○してくれる?」という質問をBさんにします。○○にはどんな言葉を入れてもかまいません。そして、Bさんは○○に何が入っても「イエス」と答えることにします。5分間たったら終わって、次の5分間は何を聞かれても「ノー」と答えます。次に質問者をBさんに交代して行います。

このセッションの第1の目的は、断られるのを恐れないこと。第2に、自分がイエス・ノーをはっきり言うのを恐れないことです。クライアントの中には、このようなコミュニケーションの恐怖から、人間関係作りもできずセックスもできないという人が多いからです。また、イエスと言われても、ノーと言われても、質問者は「ありがとう」と答えます。自分の思う通りになったらうれしい、断られると腹を立てる、ではなくて、断られても、答えてくれてありがとう、正直な気持ちを聞かせてくれてありがとう、という姿勢を身につけるのです。

「あなたのお○ンチンなめていい?」ときかれて「ノー・・・!」と残念そうに答えるクライアントもいたりして、なかなか楽しいです。服を着ているとき、早い段階からこの練習をしておくことがポイントです。ヌードのことや、セクシュアルな段階になってからいきなり、コミュニケーション不足で問題が起きると、色々大変です。それと、イエスノーを言うのがどれくらい難しいクライアントなのか、早い段階から分かっておくことがセラピーに役立ちます。



人間関係を作り、親密になっていく中で、クライアントが自分に目を向け、変わっていく時、必ず抵抗が起こります。これは望ましいことですし、サロゲートはそれを前向きに受け入れ、助けてあげるべきなのですが、個々の対応ではなかなか大変な部分もあります。

クライアントに、何か不都合な点や、機能障害があります。そして変化を求めてセラピーに来ます。この障害もシステムの一環、変化が起こることもシステムの一環です。このことをちゃんと理解しているクライアント、サロゲート、セラピストばかりではないので混乱が起こります。クライアントに対しては、機能障害のことはほっといて、「自分」に目を向けるように促します。しかし、ここで性急に変化を求めすぎると、クライアントがパニックに陥ってしまうので気をつける必要があります。

変化への圧力が生じている時、そのプレッシャーを上手に維持してあげて、次のステージでリラックスさせてあげる。こういうサロゲートの能力が必要です。ワーッと批判してしまってはだめです。新しい行動の回路を作り上げて、機能させてあげるのに、自覚なしでできるはずはありません。その自覚のために、混乱が生じているだけなのです。



サロゲート・パートナー・セラピーでは、クライアントに正面から対峙して、意欲をかき立ててあげる必要があります。今までの価値観でいけば「ダメ」なクライアント達です。しかし、サロゲートは、そこで引いたり嫌ったり批判したりしません。今までの他のパートナー達とは違いますよ、ということを示します。

クライアントがそこで、自分の世界に引っぱりこんで来ようとします。「自分の世界」というのが何なのか、このために最初のセッションでバックグラウンドや生い立ち、考え方を知っておく必要があるのです。

セラピーの限界点は、恋人同士の限界点とは違います。電話でしゃべったりデートしたり、ごはんを食べにいったりしません。だから関係がその分難しくなります。それに、多くのことをしゃべってはいけないという制約もあります。私たちはみんな違う、人間関係の限界点もそれぞれみんな違う、ということを分かってもらわねばなりません。そして、関係の中でクライアント達自身が、「誰とも違う自分」を肯定し、つくりあげていくことになります。



クライアントには、社会的スキルの非常に低い人が多いので、基本的なことも教えてあげる必要があります。ものの頼み方、人を楽しませるやり方、などは人間関係作りに不可欠の能力です。電話してデートの約束をするのにどんな会話をすればよいかという、ロールプレイングを行ったりもします。

ここでマニュアル主義に陥っては何にもなりません。「想像力を働かせてみて!私が教えたとおりにやるんではなくて、どうやって頼むか、どんな言い方ができるか、たくさん例を出してみてね!」といって、少しでもできたら「よくできたね!」とほめてあげることが大事です。

また、セックスの大前提として、衛生面の知識を教えてあげる必要があります。泡のお風呂にする入浴剤が売られていますが、泡が立てば何でもいいと思って、洗剤のお風呂に入ろうとしたクライアントがいました。宿題として、ドラッグストアに行っていいにおいの物を買ってきましょうというのを出すこともあります。買ってきたものを吟味して、用途、人体への影響、など教えます。

サロゲートの自己管理の問題としても、衛生面の問題は大事です。サロゲートの仕事によって病気になったり、健康を害することはないようにしなければなりません。クライアントがデオドラント剤を体につけていて、その臭いなどが体にもよくないので、セッションの前に一緒にお風呂に入ることにした、というサロゲートもいました。

ここまではOK,これ以上やったらいけない、という限界点を知ることが、社会生活でもとても役立ちます。自分にとっての限界、他人の1人1人違う価値観に基づく限界、を確かめることを覚えます。調子に乗って、やってはいけないことをしてしまい、自ら人間関係を壊すという繰り返しになっている人が多いですが、そこから抜け出すことが目標です。



クライアントと密接な関係作りをすることは、サロゲートの役目ですが、どのように密接になるかというのが難しい問題です。彼らはサロゲートをエキスパートと見ますので、サロゲートのやることなすことが、正しい道なんだと認識されます。大変重大な責任です。

クライアントに恋してしまうことは注意しなければなりません。しかし、ロマンスはセクシュアリティに不可欠な要素とも言えますから、大変難しい問題です。感情的なつながりがないままにセックスをしたら、そういういい加減な姿勢がクライアントに伝わってしまい、真似されてしまいます。彼らは、ココロで信頼することも学ぶのです。私達がウソをついていたら、彼らが信頼性について学ぶ機会を失ってしまいます。

サロゲート自身にとっても、別れることが分かっている人と親密になるのは、難しい試練です。しかし、現実にはすべての関係に終わりがあることを自覚し、クライアントにも分かってもらうしかありません。心の筋肉を鍛えることが要求されます。クライアントが本気で私に恋したこともありました。私は、愛する夫と娘がいるということも教えました。クライアントと私の関係が本物かどうか、試されることになりました。そして本物のつながりはありました。実は彼は大変落ち込み、傷ついたと思いますが、理解してくれました。

私の場合、結婚したからといって仕事がしにくくなったことはありません。セラピストも、私が結婚したからクライアントを紹介しないということもありません。まれに、自分の価値観からいって既婚女性にサロゲートになってほしくない、というクライアントはいます。夫にねたまれるのが危険だとか。また、1対1の時は問題ないが夫と話すのはイヤだから、私の自宅には電話してこないという人もいます。



クライアントが、今までのトラウマや経験を、サロゲートとの関係に持ち込もうとすることはよくあります。小さい頃の、父母や周りの人との関係で、満たされなかった感情、解決されないままになっている問題が、繰り返し、大人になってからの人間関係にあらわれてくるのです。

今までこうだったから、男はみんな、女はみんな○○だ、とか、みんなが、ドイツもコイツも、とかいう決め付け口調がこれにあたります。若い人に多く、被害者意識にさいなまれ、いつも怒られるとか、いつも騙される、と思っている人も多いです。このような人に「今回は違う」というメッセージを送って、納得してもらう必要があります。

トラウマを脱するには、無意識の状態から抜け出て、意識的に自覚する必要があります。何を感じているのか知り、感じたことに基づいて次の行動を自分が選んでいるのだ、という自覚を持つことです。「あ、まただ」と思っている自分がいる。またこうだから、結果もまたこうだ、という自分の思い込みによって「いつも同じ運命」になっているのだと気づかなければなりません。そして、自分が今まで慣れているパターンから出て、違うパターンを作り出し、それに慣れることが必要になります。

早漏の男性の治療はこれにあたります。新しいパターンを何度も何度も反復して、それに慣れてしまい、思い込みもなくす。これだけです。やることも決まっていて、続ければ良いのです。他の根深い問題よりはずっと簡単だということができます。



ストーカー、嫌がらせ、アダルト情報を求める勘違い電話などを防ぐには、こちらの広告、対応の仕方によると思います。このためにIPSAのホームページも、見てもらうと分かりますが、画像もなく、文字情報でシンプルに、あまり色気のないものにして事実だけを伝えています。相談のメールには電話番号もつけて返していますが、変な電話は1度だけしかかかってきませんでした。

性の相談110番の相談員をしたことがあるのですが、「アナルセックスの仕方について教えてくれ」とハーハーいいながら電話をしてきた人がいました。隣のオペレーターが、「ローションなどでぬらした指を入れて、動かして…」と教えてあげていましたが、たぶん射精したら切ってしまうのでしょう。もし私が受けてたら「すごくいい本があります。アナルセックスについてよく説明してあります。書名と著者をメモしてください」と言って切ってしまうでしょうね。



少し体のことについても話しましょう。脳の中で、3つの大事なことが起こっています。1)ホルモンの分泌がセクシュアルに働きます。2)体と脳の間で、感覚、反応が互いに作用しあいます。このため、脳や脊髄にけがを負った人は、体の反応が脳にいかなくなって性機能障害を起こしたりします。3)ホルモンや科学的作用とは別に、頭で考えたイメージや想像をエロティックに感じます。

セックスの器官は脳だけではありません。皮膚もあります。もちろん、体の部分の中で、多くの人が性的反応を感じやすい部位というのはありますが、やはり個人差が著しいのです。1人1人が固有のエロティック・ボディを持っていると考えたほうがいいと思います。

ペニスの中の構造は、筋肉と、あいた空間と、スポンジ状の繊維でできています。スポンジ状のところに血液が集まって勃起します。実は勃起は、筋肉がリラックスした状態の時に起こりやすいのです。筋肉が柔らかいほうが血液を通しやすいからです。バイアグラの成功というのは、筋肉をリラックスさせることに気づいたからで、最近の発見です。ドラッグの一種も同じような働きをします。ですから、バイアグラを使うには医師の処方が必要になりました。下手をすると心臓まひの可能性もあるからです。薬などで勃起させた場合に戻らない、とても痛いという場合もあるそうです。それから、オーガズムと射精は別の概念だということを覚えておいてください。

男性の勃起と、女性の膣がぬれるのは同じです。血液が流れ込んできて起こります。女性の液は、血液の中から組織を通して、透明な液が流れ出るものです。性的興奮のしるしは、このような性器の変化の他に、息が速くなる、乳首の勃起、体の間隔が敏感になる、などの変化があります。これらの変化が、トラウマとつながっているクライアントがいます。

私たちは、セックスのホルモンを持っていますので、性的興奮の時にニオイを発しています。このニオイに敏感な人も中にはいます。前に、お花みたいにすごくいいにおいのする女性がいましたが、ある日たずねていくと家中にいいニオイが充満して、「あなた何日もセックスしてないでしょ!」というと「ウン!」と答えが返ってきました。また、牛肉を食べないで鶏を食べる人、ベジタリアン、などもそれぞれにおいが違います。



ともかく、人の体のセクシュアリティについては、どうやっても全ては分かりません。いつも新しいことを学んでいく、という認識が大事です。女性の射精について、とても大きな議論が起こりました。また、勃起について、どの筋肉か、何の変化か、スゴイ会議を開いて研究している人もいます。

しかしクライアントの関係作りにおいては、またプライベートでもそうですが、その人がOKであれば何だっていいじゃん!というスタンスです。ペニスの刺激、クリトリスの刺激も好みは人それぞれです。分析に気を取られず、感覚に集中しましょう。上にも「息が速くなる」のが興奮のしるしといいましたが、違う人もいて当たり前です。ゆーっくり息をしてリラックスしたほうが、性的興奮を得られるという人もいます。

いわゆるノーマルなセックスを自分で禁止してしまっている人に、違う方法を試してみるとうまく行く、という場合もあります。深呼吸をしながら骨盤を動かすエクササイズをしている時に、息が速くなって、触られただけでオーガズムに達してしまうくらい気持ちのよくなった人もいました。探検して、色々試していただきたいと思います。



(眠いので今日はここまでにします。すみません)



100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!