度目の情事  めざめさせて

2003年8月17日(日)−埼玉の岩槻にてー

  前回は赤ひげ薬局の薬も効果なかったので、こんどは、漢方で毎日飲む、海馬補腎丸(かいまほじんがん) というのと、MACAというメキシコの健康食品やスッポンなどの錠剤、そして、別途、直前のものとしては男性ホルモンのクリームを試すことにした。

 その健康食品のせいか、妙に、最近、体が脂ぎってきている気がする。

さて、こんどはブティックホテル(ようするにラブホテル)のガイドブックを買い、どこら辺にあるか、前もってあたりをつけ、盆帰りの人が多く込みそうなので、近場のところに決めた。

ホテルも2ちゃんねるで前もってどこがいいか探し、ウォーターホテル ムーというところに決めた。

 駅近くの静かなところを待ち合わせに決めて、私は車の中で待っていたら、まだ、約束の10分前だというのに、日も照っていないのに、日傘をさした彼女が立っていた。

 何か周囲に目を配りながら、罰の悪そうにのりこんできたので、すぐ車を発進させ、一刻も早く、この場を立ち去りたい、という感じだったので、すぐ高速インターに向けて走った。

 やっと、彼女は、「何か悪いことをこれからするようで、車にのるときも恥ずかしい感じだったわ」という。そういえば、あのあたりだと、まだ、見られる可能性があるので、これからは、もっと奥に引っ込んだところで待ち合わせしようと、約束した。

 「また、あんなところはいやよ」と言ったので、「あー、ドライブだけだよ」としらっとして、答えた。

(もうわかっているくせに)

 岩槻インターで降りるとき、例のホテルの場所を確認しながら、前もって、大体の公園がありそうな場所はチェックしてあったので、そこを目指し、車を走らせた。

 彼女の手のひらを指でなぞりながら、また、この前、夜中に帰ったときの話を聞いたが、だんなは何も聞かず、そのまま寝ていた、とのことだった。それだけ、自分に対して興味も関心もないのだという。

子供ができて、20年以上も抱かれることなくすごす、そんなSEXレス夫婦っていうのは、今に始まったことではなかったのだ。また、レイプされた妻を慰めることができなかった夫。(自分が他の女に入れあげて、帰ってこなかった、そんな負い目もその夫にはあったのだろう。彼女も、ふと、そんな風な夫にしたのも自分のせいかもしれない、とポツリと言ったことがあった。また、レイプももしかして、レイプといえないかもしれない、というようなこともちらっともらしたことがあった。)

 これでは私のような男が出てきて、彼女を好きになり、癒してあげたとしても、問題ないように思うのだが、としきりに正当化できる理由を探している

 またぽつりぽつりと、なぜ、最初のとき、許したのか、ということを話し始めた。

ドライブで私のことを聞いてくれて、やさしくしてくれたこと。あんなに男の人と話したことはなかったこと。

レイプなどで男性恐怖になっていたけど、私なら心を開けたこと。

ただ、最初の夜、抱きついたときはやはり戸惑った、ようだ。

あれから、少し寝れたけど、2時ぐらいに目がさめ、それからずっと練られなかったの、と言った。

「あのとき、抱きつかず、部屋で飲みませんか、と言ったら、いっしょにまたいてくれた?」と聞くと、

少し首をかしげ考えて、「ええ」と言って、うなづいた。

(あー、やはり、女性にはもっとムードづくりが大切なのだ!、と痛感)

 さて、そんな会話をしながら、どこか変な道に迷いながらも、走っている間に、公園についた。

 そこでは、まるで若い恋人どうしのように私は彼女の腰に手をまわして、公園内を散策しはじめた。

ただ年老いた男性が車の中から眼鏡越しにうさんくさそうに私たちを見ているのに気がついた。

(そうだよな、こんな中年のカップルがいちゃついて歩くことはめずらしいもんなー。

でも、ここは誰も知らない人たちだから、恋人どうし、ねっ、いちゃつこう、っと)

 しばらく歩いて、彼女の腕の内側を指でなぞりながら、そっと「君をだきたい」と言った。

彼女は聞こえないふりをして、ぱっと離れ、バラの花などを手にとり、臭いをかいだ。

「ぜんぜん花をみてないでしょう」というので、「君の花の方がいいよ」と言って、

彼女の手を引き、車へと戻っていった。

 すぐホテルをめざし、ホテルのムーにはいって車を停めた。

もう前回のような抵抗はなくなっていて、私が確認をして、キーを受け取った。

「お連れ様は?」と聞かれたので、「すぐ来ます」と答えると、

「3時間までです」と言っていたが、そんなのは上の空で聞きながら、彼女を玄関から手招きをした。

エレベータは既に開いてスタンバイしており、部屋の鍵をもっていったものの、

点滅している部屋にそのまま入れるようになっていた。

なるべく他の人たちと遭遇しないように気を配っているようだ。 

 部屋にはいるなり、抱き合って、キスをした。

(前回と違って、今日は、たっぷり時間がある)

彼女のキスはかなり強く舌を吸いとるので、ちょっとびっくりした。

私は彼女の口に舌を吸い取られそうになりながらも、上歯茎のさらに上の方を舌でなめた。

(そこも性感として感じる、と書いてあって、自分でもなでると、なんとなくそんな気分になった)

そのうち、ベッドに彼女を座らせ、首筋やうなじに舌をはわせ、手で乳房を上からもみながら愛撫を続けていた。そのうち、直接、乳首を吸いたくて、座ったままブラウスを脱がせ、ブラジャーをはずそうとした。

 ただDカップのブラジャーというのは、かなり頑丈にフックで留めてあり、少し、往生した。

やっと乳首が現れたので、むしゃぶりつき、一方の手はうなじをなでながら、もう片方の手は、下の内股をなでた。そしてこんどは下の方を脱がそうとしたが、ズボンをはいてきており、どこからはずしていいのか、皆目、見当もつかなかった。

 とうとう「これどこからはずすの?」と聞くと、「これは私でなければ無理なのよ」と笑いながら言った。

「シャワーを浴びるわ」と言って、ズボンを脱ぎ始めたので、すぐ私も裸になり、彼女といしょにバスルームにはいっていった。 「ぼくがシャワーを浴びさせてあげる」と言って、また、抱き合い、肩から、乳房、そして、股間部までかけ、こんどは、彼女を座らせて、石鹸を私の手にのせ、股間部を泡でうめ、中にも指をいれて洗った。

 そう、妻に満足を与えるバイブル本として、Satisfaction(サティスファクション)を読んだ(見た?)のだが、やはり、クリニングスで、まず、いかせる手法が念入りに解説されていた。

 クリトリスを1秒間に1回の割りで、回転してなめる、8の字でなめる、縦、横になめる、など

結構、いろんなやり方が書いてあり、そのためにも、膣の部分をきれいにしておかないと興ざめである。

その練習方法まで書いてあったのには、恐れ入ったが、いつの間にか、自分も練習をしていた。

(でも他人が見たら、知ってる人はいかにも、あれを練習してる、とわかってしまい、恥ずかしいな)

 

 さてひととおりシャワーを浴びたので、バスタオルで体をふきあって、ベッドにもぐりこんだ。

シャワーから出ると、部屋はひんやり冷え切ったようで、寒い感じがしたのだ。

 ただ彼女は恥ずかしさで、体にふとんをかけたが、乱暴にはがし、脇におしのけ、

彼女の体、全体を、指で、まず、軽く、なでるようにしていった。

 そうこうしていると、また、彼女がキスをして、抱きついてきたので、

そっと、まだだよ、と言って、肝心の股間部には手をつけず、

上はうなじ、肩、時々、乳房や乳首を、下は内股やお尻、腰を指でなでたり、舌でなめていった。

 そのうち、教科書どおりに、私はベッドからおりて、彼女を仰向けにして、ベッドの下に方に引きづって、

足がだらんとベッドにたれるようにした。 

 私は、彼女の両足を手で広げ、股間部にそっと顔をうずめ、舌でワギナをなめるようにしていった。

妻のとは違い、かなり下の方についているので、多少、足を持ち上げ気味にしないと、うまく吸えなかった。

 もう彼女はとっくにあえいでいて、時々、私の髪の毛を引っ張るのが気になったが、それも悦びの表現だろうからと、気にしないことにした。それよりも、彼女の悦ぶ声や表情を見ているほうがうれしかったからだ。

 どれぐらいつづけただろうか。

彼女が入れて欲しいことは、わかっていたので、クリニングスの姿勢から、猫のような姿勢をとらせ、

後ろから、入れられるようにした。ただ、さんざん、その姿勢をとらせ、指でお尻や腰をなでまわしてじらし、

ちょっといたずらにまた、手であの部分を開いて、こんどは後ろから舌をいれて、同じようにクリニングスを続けた。彼女はしきりに「いい、いい」とあえぎながら、繰り返しいった。

 そして、とうとう、私は、後ろから、1本だけ指をいれ、中の膣の様子をうかがった。

「もうまた、こんなに濡れちゃって。中はぐちょぐちょだよ、めちゃくちゃにしてあげる」と言うと、彼女もさらに燃えたようで、「めちゃめちゃにして、こわして」とあえぎながら、懇願するように言った。

 中指1本では、やはりものたりないので、人差し指もいれ、Gスポットやクリトリスも裏側から刺激できるようにして、挿入感を十分感じてもらいながら、親指はクリトリスを上から、薬指や小指はアヌスの部分を刺激し、時には、挿入しているように、3回に1回、膣の奥深くまで入れ、「むちゃくちゃにしてあげる」といったときは、膣の中を2本の指で乱暴にかきまぜたり、震わせたりしていった。

 そのうち、彼女は、「あー、あー」と泣くように叫びだし、ベッドのあちらこちらにのたうちまわり、

シーツにしがみついてもだえるのだった。 妻でもこんなに悦んでくれたことは一度もなかった。

これも不倫という意識からきているのか?

いや、いや、やはり、気兼ねなく大声を出せる、このラブホテルという環境がなせる業だろう。

 

 「あなたので感じたいの、どうすればいいの」と聞いてきたので、

「妻はよく、こんなとき、僕の乳首を触っていた」と言ったら、触り始めてくれた。

「赤ちゃんができる?」と私が聞くと、「うん」と言うので、

それを口実に私は、コンドームをつける前に、あのクリームをたっぷりと塗りつけた。

 彼女は、私のものを膣に誘導してくれて、何回か、はいったものの、

体を揺さぶっているうちに、膣からはずれてしまった。

妻と違って、正常位では、無理なようだ。

また、バックから責めようと、猫の形させたが、私自身のは全然、復活しそうになかった。

とうとう、彼女は、直接、私のものを指でしごきはじめた。

そのまま、私自身がいきそうになったので、いってしまうと、後、萎えてしまうのは知っているので、

「女は何度もいかれるんだから、また、いって」と

彼女の中に指をいれて、こねくりまわすようにして、また、いかせた。

指というのは強いものだ。

彼女がどんな体位をとろうが、もだえて、ベッドのあっちこっちに逃れようが、いくら締め付けようが、着実に、彼女の中に存在して、刺激を続け、逃れようがないのだ。完全に私の意志で思い通り彼女の悦びをいつまでもあくなく続けることができるのだ。

 とうとう彼女も疲れたのが、私の指を中からはずさせ、寝入ったようにして横になった。

急に、ぽつりと彼女は言った。

「休火山って知ってる?」

「休んでいる間、ずっとエネルギーを蓄え続けているんだって。」

「あなたは私に火をつけて、おこしてしまったのよ。」

「夫との間には、この前戯って、言うの? こんなの一度もなかったわ。

 夫は自分だけが満足すれば、よかったのよね。」

「レイプで男に傷つけられ、男性恐怖症になった女って、また男でしか、癒すことができないんだって。」

「こんな淫らな私を見て、嫌いにならなかった?」と聞いたので、

「うううん。君の悦ぶ顔を見て、ますます、好きになったよ。

 そのままの君が好きなんだから」

 するといきなり、また「もっと抱いて」と、抱きついてきた。

同じように指でいかせたが、こんどは、アヌスに直接、小指をいれられるよう、

準備をした方がいいのかな、と思った。

 また、横になって休みながら、彼女は、

「この前、旅行で京都に寄ったとき、和泉式部のお墓があって、そこで恋愛が成就する願いを込めておいのりしたのよ。 そしたら、もう、こんな風になっちゃった。」

また、初めて彼女を抱いた朝、、「まさか、朝、こんなことされるとは、思いもよらなかった」と言っていた。

ただ、ぼくらの世代は、子供は土曜日、学校があったので、夫婦の悦びは、子供を学校に送った後が、

至高の時間だったから、朝することには、全然、違和感はなかったのだ。(それが常識?)

それまで、私は、眠くもないのに、ベッドで横になり、わくわくしながら妻のくるのを待っていたものだ。

でもいったん、カーテンを開けてたのを、また閉めて、雨戸も閉めたときには、

外から観察している、ご近所さんがいたら、とっくに気づいていただろうな。

まあ、そんな普通の夫婦の楽しみを知らなかった彼女は、私たち、世代の共有する夫婦生活の悦びを知らなかったのだった。

など、などとひそひそと話をしていたら、急に頭の上の電話が鳴った。

おばさんの声が、事務的に受話器で響いた。

「もう、延長の40分にはいっていて、その残り、20分です。この後、どうされます?

延長は40分単位です。」

もう、そんなに長くいたのだ、と戸惑いながら、

「それでは、さらに40分延長します。そしたら、何時までですか?」と聞くと

「3時20分までです」と、また事務的な返事が返ってきた。

暗い床にほっておいた、デジタル時計をまさぐって時間をやっと確認した。

(後で思ったのだが、完全に私たちの声は盗聴されている、と気づいた。

 そうじゃないと、こんないいタイミングで電話はかけられないものな。

 そしてそれは、商売上、やむをえないな、とも思った)

 こんなときって、あっという間に、時間が流れるね、と言いあいながら、また、最後の情交を繰り返した。

結局、4時間以上もホテルの中でいちゃついてたわけで、婚前旅行で妻と行った

信州の旅館での出来事を思い出した。

 あのときは一晩中、抱き合っていて、私のものをいれたまま、寝てたりしたもんな。

今はその私のものはだめだが、気持ちだけは、恋愛中のカップルと同じだ。

 ただ、彼女は、私の独占欲や愛を確かめるつもりなのか、何人かの男のひとからの誘いがあることをほのめかし、ボーイフレンドを他にも作ってもいいか、と聞いてきた。

 もちろん、そんなことはイヤだが、あなたがもし旦那さんに抱かれたりしても、ねたましい(?)けど、それは当然の旦那さんの権利だし、また、ボーイフレンドを作って、SEXするような事態になっても、それ もあなたの自由だから仕方ない、と素直に言った。

「そうね、あなたのおかげで、女性ホルモンがばんばんに出だしたからね」といたずらっぽく笑った。

「いろんな人とつきあって、夫との離婚後は、一人で住めるマンションに移って、ベストパートナーを見つけるわ。あなたが残るかどうかはそのときでないと、わからないわよ。」

「あなたも本当はもっと若い子がいいでしょう?」

私は、今のような状態では、若い子ではもてあますだろうから、

「ぼくは熟女がいいんだ」とうそぶいた。

すると、「私はまだ熟女じゃないわ、半熟の女よ!」と、また、いたずらっぽく笑った。

 もしかして、とんでもない女を俺はめざめさせてしまったのかな、という思いが脳裏をかすめた。

 

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