2度目の情事 女にはムードが大切

2003年8月11日(千葉の海岸にて)

 羽田に帰ってくる時間は教えてくれていたから、前から迎えに行くからね、と

毎晩、ケイタイに電話して念をおしていた。そのたびに彼女はSEXだけの関係じゃなく、

お話をなんでもできるお友達として、つきあいましょうね、とくりかえして言っていた。

私はそのたびに生返事で「あー、わかったよ」と繰り返した。

 前の日は、自分の車で一人でドライブして、ラブホテルの場所や特性をリサーチした。

(特に気をつけたのは、空車と満車のランプ位置などだが、表示が出てないところもあって困った)

両親が急遽、上京という理由にして、会社を早めに退社して

空港につくなり、予約をいれておいたレンタカーを借りて、彼女のもとへ急いだ。

 彼女は、会うなり、「もうこの服しかなくなったのよ」と、はじめての朝、私が脱がせたあの黒いブラウスをつまみあげた。

これから、どうするの、というので、「車にのって、ちょっと行こう」と言った。

どこへ行くの、と聞くので、そのうちわかるよ、と言った。

 車のなかでは、彼女のその後の旅の話や、毎晩、電話をかけてくれて、

自分のことを思ってくれる人がいて、うれしかった、と、話してくれた。

ただ、こういうことを続けていくのは、怖いし、子供が20歳になったら、

関係をもった生活をしていいが、それまでは、お互いの子供のために

我慢しましょう、と何度となく強調するのだった。

私は、「普通の女としての幸せを求めるべきだし、その権利はある」 ということと

「20年間、普通の女としての幸せを得られなかったのだけれど、

それを今まで我慢できたからって、まだ続けていくつもり?」

「もっと素直に生きようよ! あるがままに」と言うと、

「それって、欲望のおもむくままって、ことでしょう。

それは、また、男の身勝手だわ。

やっぱり体だけを求めているのね。 私は嫌いではない、と言ったけど、好きだ、とは言ってないわ。

私のことを本当にすきなら、ねっ、それまで、待って。」

「なんで、ぼくの気持ちを素直に受け入れてくれないの? ぼくはあなたのことを好きなんだから。」

「それなら、いつから好きだって思うようになったの?」

私は一瞬、たじろいだ。

「最初に君を見たときからだよ」 

「あらっ、それって、私のことなんか、全然、知らないときじゃない? みてくれだけで選ぶのね。」

「それだけ、魅了的な女性だなー、って思ったんだよ。

 そして本当に意識しはじめたのは、あの喫茶店で2人で初めて会って話したときからだったよ。」

「あなたが以前、講演会の後、中華料理でも食べませんか、って誘ってきたとき、

あなたってプレイボーイで、女の人なら誰でもこんな風に声をかける人なんだ、って思ったわ」

「いや、ぼくは神に誓って、妻の次に抱いた人なんだよ」

「へー、神って、何なの? 仏様、キリスト様?」

「いや、ぼくは無神論者だから、宇宙の原理を神って呼ぶのかな...」

などなど、理屈っぽい女性を口説くのもシンドイ話で、結局、男としては、

欲望のままに、あるがままに行動する動物、という烙印を押されるモノの

その立場を甘んじつつ、なおかつ、それで通すしかないと思った。

そうこうしてる間に、海浜幕張についたので、昨日、偵察していたラブホテル街に

はいっていった。そのとたん、彼女は態度を硬化させ、「前から、あれほど約束したでしょう。

あの約束はどうなったの?」と、そのたびに私は、「僕のこの思いも受け入れてよ」とか

「あるがままに生きようよ」とへらへらと笑いながら繰り返すしかなかった。

そして、ついに1軒のAVANZAというホテルにはいったが、それでも彼女は頑として降りようとしない。

すると急に明かりがついて、我々を警告しているような感じになってきた。

(うまい仕組みをかんがえているな、と思った。TVカメラがあちらこちらにあり、 

 はいるのにトラブルがある客を追い返そうとしているようだった)

私はしぶしぶ、出て行くことにした。

彼女は「あなたは女をコンピュータと同じように考えているでしょう。

どこかのボタンを1つおしたからって、あなたの思い通りにはならないのよ。

それよりどこか2人きりでもっとドライブしましょうよ。その後だったら、

そういう気もちになれるかもしれない....女ってそういうものよ。ムードが大切なの。」

この人の言葉は上手だ。 絶対、私の行為を否定しないで、いつも希望をもたせてくれる。

 私は、最後の言葉を希望として、海岸をドライブしたり、幕張の町を案内したが、

ムードというのを大事、と言うことから、当初、「肉体関係をもったカップルのいくレストラン」で

ある、焼肉屋に行こうと思ってたのを急遽、ニューオータニの最上階のレストランにした。

これは、大正解だった!!

1人1万5千円という高いコースだったが、女性好みのムードを高めてくれる場所だ。

特に最後、デザートでは、別のラウンジに移り、そこで気兼ねなく、また、おしゃべりができた。

その後、満月が出ている、暗くなった海に出ることにした。とっくに閉まった公園の少し開いた柵から

はいり、暗い夜道を彷徨いながら、波の音をたよりに砂浜にでることができた。

何人かの若いカップルが数組いたが、我々も彼らの仲間、ということで、手をつないで

バーベキューの屋根の下のベンチに腰掛けた。

 そして、また、僕のせつない想いを話し、彼女と目と目があったとき、キスがしたくなって

彼女を抱きしめ、唇の中で舌を絡ませ、手は、乳房をブラウスの上からまさぐっていた。

キスが終わったとき、彼女はしきりに周りを気にして、見回していたが、

誰も近くにいないことがわかったら、また、唇を重ね、舌を絡ませてきた。

頭を私の肩にのせ、ため息をつきはじめたので、そろそろ行こうか、と誘った。

 また、暗い道をこんどは肩を寄せ合って、彼女の手や腕の内側を指でなぞりながら

歩いていった。

 ラブホテルに向かいながらも、レンタカーを11時までに返さないといけない。、

「もうレンタカーを返す時間が迫っているわ。 どうするの? 困った?」

といたずらっぽく、笑って、僕を挑発している。

11時まで、1時間40分。 羽田まで30分ぐらいだから、1時間あれば、どうにか大丈夫か?

私は、さっき入ったラブホテルにまた、車を停めた。

 「人に見られるのはいやっ」というから、まず、私がチェックインして、部屋を選んで、

カード型キーをもらった。フロントのおばさんは「お一人ですか?」と怪訝そうな顔をしたが、

こんなとこ、一人で来るやつ、いないだろう、と思いながら、

つい返事をするために中腰になって、おばさんの顔を見ながら、

「いえ、2人です」と言った。(そうか、わざわざ、顔を見せる必要はここではないんだ、と

後で気がついた) 

車にもどると、急いで彼女とかけこんだ。

途中、中年おじさんと背の高い若い女性のカップルと出会った。

部屋にはいると、意外と普通なのに驚いた。もっと、TVで見るビンク系の証明や丸い回転ベッド

そんなイメージがあったので、その先入観とのギャップがあったのだ。

それは彼女も同じようだった。

 私はすぐ裸になり、急いでこんなので効くかな、と思いつつ、赤ひげ薬局で買った薬を飲み、

コンドームを1つ外にだしておいた。

 彼女はシャワーをあび、バスタオルを巻いたままで、ベッドにはいってきた。

私は、すぐには乳首やクリトリスにいかず、そのまわりを指の背でなでたり、舌でなめるようにした。

そのうち彼女はあえぎ始めたので、乳首を攻めはじまたら、また、以前のときもそうだったが、

僕の顔を胸の間に押し付ける動作を何回か、繰り返した。

(私は、そのとき呼吸が苦しくなるものの、どうもそれが彼女には快感のようなのだ)

 股を開かせて、ワギナを開け、両手で乳首を刺激しながら、舌でクリトリスをまさぐった。

見つかった。

でもかなり下の方に位置している人だ。

舌で上や横に動かすにつれ、彼女も体を何度も大きくよじるようにした。

しばらく、そのクリニングスを楽しんだら、彼女は、また、うつ伏せの姿勢をとった。

指をいれたら、もう、中はびしょびしょで、2本の指が結構、自由に出入りできる

状態で、中でも第1、2関節の指を少し折り気味にしてもかき回せるぐらいだった。

「こんなにびしょびしょに濡れちゃって」というと、ますます、彼女も声を大きくあげはじめ

「もうめちゃめちゃにしてあげる」と言って、2本の指でいろんな方向に膣の中で

かぎまわし始めると、あー、あーと言いながら、みをよじって、ふとんやベッドの端を強くつかんで

あたかも快感という痛さを耐えるような表情を見せ続けるのだった。

「先にいっていいんだよ」と言って、どうしてほしい、と聞くと、うなじをしきりに手でなでた。

そして、急に「忘れていた歓びを思い出させて!」と訴えてきた。

右手は膣、左手は、乳房を触り続けているので、仕方なく、口でなめ始めたら、

また、声をあげ、体をよじるのだった。

 乱暴に膣の中をかき回していても、クリトリスだけは硬いのがわかるので、

膣の中から時々、指の背でつっついていると、大きな声を上げ、膣が痙攣をしたのを感じた。

 そこで、私は休みにはいり、やさしく彼女の体をなでてあげた。

そして私は、もう、時間がないだろうと思い、彼女の体をなでながら、「ほんとうはもっと余韻を

楽しみたいんだけれど、帰らなくっちゃ、ねっ。」と彼女を起こした。

時計を見ると、もう30分足らずでレンタカーを返す11時だ。

けだるく、立ち上がり、着替えをして、車を羽田にとばした。

(そうホテルを出るとき、おばさんが、抽選ができるのよ、と

 言って呼び止めたが、私たちはそんな余裕さへないのだった。

 でも彼女は、「まだ、体がほてって、ほてってしているのよ」と、けだるそうにして

僕のハンドルを握る左腕をとって、胸におしあてた。

やはり1時間ぐらいのプレイでは、完全燃焼できなかったのだ。

「あんなに狂ったようになった私を見て、嫌いにならなかった?」と聞いてきたが、

「ううん、もっと好きになったよ!」と答えた。

「あなたはいかなかったけど満足なの?」

「あー、大満足!」と本心で答えた。

もちろん私もいっしょにいかれればパーフェクトなんだろうが、それでも本当に満足だった。

これは何の満足なんだろう、と考えてみたら、彼女を支配できた、という一種の征服欲の

ようなものが満たされた感じだったのだ。

多分、これからは、この私からは簡単に逃れられない、という変な自信。

ご主人が満たしてくれない女の悦びを、替わって私が満たせてあげる。

彼女が20年間忘れていた悦びをとり戻してあげる。

彼女も要領よく生きる術を身に着けていかなくては。

大人の女性として。家庭の主婦として。そしてお互いハッピーであればいい。

 ただばれたとき、どうするか? ずっとしらを切りとおすか、本当のことを言って、

ご主人の判断にまかせてしまうか?

 

電車の最終便に間に合ったものの、ご主人や子供たちにどう説明するのだろう?

彼女は、今晩は遅くなるって言ってあるから大丈夫、と言っていたが....。

 

 

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